Raspberry Pi 3を二ヶ月弱使ってみての雑感
ラズベリーパイ(以下ラズパイ)とは
ラズパイの使い方は人それぞれです。1万円以内で買える小型のLinuxパソコンとしても使えるし、今流行りのIoTに使うことも。元々子供のSTEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)教育用らしいです。なので色々プログラミング言語が入ってたりします。普通のPCと違うのは、GPIO(General Purpose Input/Output)ピンというものが付いているところです。汎用インプット・アウトプットピンですね。このピンを通して電気を流し、自分で作った外部の機器等を操作したりセンサーからの情報を読み取ったりできます。楽しい。
元々入ってるソフト
OSは自分で入れます。ラズパイ向けのRaspbianというやつが良いでしょう。以下Raspbianに元々入ってるソフトで、私が触ったやつ。
- Python(2と3)
- Scratch(子供向けプログラミング言語)
- Libre Office(オープンソースのoffice)
- Sonic Pi(コードを書いて音楽を作れるやつ)
- Minecraft (建物作ったりするゲーム)
- Mathematica(本当はウン万円する高度な計算ソフト)
- Chromium(Webブラウザ)
使い心地
Python、Scratch、Sonic Pi、Minecraftは特に問題なく動作しました。
Minecraftは普通のと違って敵が出てこないみたいです。あんまりやってないから知らないけど。
Chromiumはちょっと重め。
Libre Officeの表計算ソフト(エクセルみたいなの)は、私の全ツイート(80000程度のツイートデータ)を読み込んだらめちゃ重くなったので使い物になりませんでした。
普通のエクセルでもそんなものかもしれない。
Mathematicaはそもそもあんまり使い方がわかってないのですが、本気で使うにはラズパイでは重すぎると思います。でも何となく楽しいことができそうな雰囲気があります。
ラズパイって何ができるの?
人それぞれですが、私は今のところこんな感じの流れで遊んでいます。
- IoTやりたい。電子工作!とりあえずLチカ!
- Scratchおもろいやん!
- Sonic Piたーのしー!
- Pythonでツイート分析(最近ずっとこれ)
電子工作
私は「何かロボとか作りたい…」と思って行った本屋さんで存在を知りました。なので最初はどちらかというと電子工作寄りの目的でした。電子部品売ってるお店に人生で初めて足を踏み入れたのですが、あのワクワクったらなかったです。行ったことない人は、行ってみるといいと思います。東京ならアキバ、大阪なら日本橋。
で、買ってきてしばらくは電子工作界の'hello,world!'ことLチカ(LEDをチカチカ点滅させる)をやったりしてました。楽しい。でも電子工作やるなら何らかのセンサーがあった方が絶対楽しいと思います。私はまだ買ってないので、今は電子工作よりPythonの勉強してます。
Scratch
ブロックを積み重ねてアニメーションとかゲームとか簡単に作れます。直感的に操作できるので、子供でも楽しく遊べそうです。プログラミングの基礎もしっかり勉強できます。しかも出来上がった作品の公開がとても簡単。公式サイトにアップできます。私もごくシンプルなゲーム(のようなもの)を作って公開しましたが、外国の人がコメントくれて嬉しかったです。子供がいるならかなりオススメ。
Sonic Pi
丁寧なチュートリアルがあるので、それっぽい音楽が簡単に作れます。サカナクション好きなら楽しめそう。何となく。
Python
今はPythonで遊んでます。他の言語と比べてかなり取っつきやすいと思います。今流行りのデータ分析にもオススメってあちこちに書いてたし。
思うこと
何かインストール中に別の作業(Pythonで書いたコードを動かしたり)すると、フリーズしてしまうことが何度かありました。値段が値段なので、仕方ないなと思ってます。あと、電子工作で遊ぶならGPIOピンの部分だけふたが開くタイプのケースを買いましょう。私はうっかりと違うのを買ったので、何か繋げる時はふた全開です。
なんだかんだラズパイを買ってから、色々と勉強する気になったので本当に買ってよかったです。ラズパイ ゼロというもっと安くて小さいやつ(税込702円だとか)も最近日本でも買えるようになったみたいなので、みんなも買って遊びましょう。それでは!
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