ひとメモ

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『人生、楽に稼ぎたいなら不動産屋が一番!』という本を読んだ

人生、楽に稼ぎたいなら不動産屋が一番!(吉川 英一著)

Twitterでこの本が面白いと紹介されていて、日々楽して稼ぎたい!と強く思っている私はさっそく読んでみました。

結論から言うと、確かに面白かったです。

読んでいて強く感じた部分から感想を書いていきます。

不動産屋さんって儲かるんだなぁ

要所要所にどういう仕事をして、いくら儲かったのか具体的な金額とともに書かれています。

確かに儲かっているようです。

(物件価格 × 3% + 6万円) ×  1.08%  = 入ってくる手数料

これは物件価格が400万以上の場合で、価格によって手数料率が若干異なりますが、大体こんな式です。

例えば2000万円の物件を仲介すれば71万円ちょっと。わーい。

「でも、難しいんでしょ?」と思うでしょうが、本読んだ感じでは何となく「自分にもできるのでは?」と思えました。

金額描写がややくどい気はしましたが、著者はそれだけ不動産業が好きで、読者にもお勧めしたいということなんだろうなと思います。

ある種の才能は必要

ただし、著者が言うほど誰でも稼げる仕事という風には思いませんでした。

例えば、著者は毎日朝9時に不動産のポータルサイトをチェックし、良い物件が出ていないか見ているそうです。
また自身が活動する地域の家賃や物件価格の相場は、毎日欠かさずサイトをチェックしていないとわからなくなってしまうということでした。

またリフォーム業者や銀行の融資担当者、またはよその不動産業者など様々な人と懇意にしておく必要がありそうです。

こういったことは、

儲かるというなら気になるが、不動産に対して特別興味はない

自宅にポスティングされている間取り図など載った不動産屋のチラシは全く見ずに即捨てる

というような人にとってはやや辛い作業かもしれません。

本からは著者の”不動産が好き”という気持ちが強く感じられたので、その辺りのことは負荷だと思っていないようです。

逆に

間取り図があるとつい見てしまうしワクワクする

というような人にはこの本に載っている通り、楽に稼げる不動産屋さんの素質、ある種の才能があるんだと思います。

もちろん仕事なのでその程度の労力を使うのは当たり前かもしれませんし、仕事だからと割り切って全く好きではない情報を毎日眺められるのも立派な才能です。

最初は仕事と割り切っていても、それで儲かるようになればきっと不動産のことも好きになれるでしょうしね!

その他気になる点

後は宅建もすごく簡単に取れるみたいに書いてますが、テキストには普段使わない用語などがよく出てくるので勉強嫌いな人には少し時間がかかるかもしれないと思いました。

それと自宅で簡単開業!というように書いていますが、居住部分を通らずに事務所に入れる間取りが必要であったりと一定の条件があるようで、自宅の環境によっては別に事務所を借りる必要が出て、開業のハードルも少し高くなるかと思います。

不動産屋になりたくなるか

私は幸い不動産情報を眺めるのが昔から好きですし、「宅建取ったら就職できるかなー」と思って最近勉強を始めたところだったので、宅建合格したら不動産屋になろうと安直に思いました。
宅建受験予定の方はモチベーションアップにも良い本です。

それと不動産投資についてもいくらか記述があり、不動産業と並行して自分でも収益物件を持つというのが理想的だなと感じています。

今普通に会社員してる人は、せっかくの与信をいかして不動産投資から始めてみてもいいかもしれません。

単純に文章もわかりやすく読み物としても面白かったので、オススメの一冊です。

人生、楽に稼ぎたいなら不動産屋が一番!

人生、楽に稼ぎたいなら不動産屋が一番!